
13日(日本時間14日)に行われるフィギュアスケート男子のフリーで、鍵山優真(オリエンタルバイオ)が世界王者イリア・マリニン(米国)に挑む。ショートプログラム(SP)を終えて首位のマリニンに対し、鍵山は5.09点差の2位につける。
予定されているジャンプ構成を見ると、マリニンは世界最高点を出したグランプリ(GP)ファイナルと同じ、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を含めた4回転6種類7本を予定。ジャンプの基礎点だけで99.07点を稼げる計算だ。
一方で鍵山は4回転フリップを投入。4回転は3種類4本の構成で、4回転トーループから始まる3連続も新たに入れる予定だ。ジャンプの基礎点は76.77点になる。
組み込んだジャンプの構成通りなら、既に22点以上の差がある。国際ジャッジで九州産業大特任教授の吉岡伸彦氏は「4回転ジャンプの数で、二つ差があったら難しい。チャンスがないとは言えないが、マリニンがパーフェクトにやったら、普通は4種類5本でも勝てない」と分析する。
ただ今大会では、無敵と思われていたマリニンにも、初めて経験する五輪でほころびが出た。団体のSPはジャンプで崩れ、ほぼ完璧に滑った鍵山が上回った。マリニンに再びジャンプのミスが続けば、表現力などを評価する演技構成点や高い出来栄え点(GOE)を着実に取れる鍵山との勝負が分からなくなる可能性はある。
フリーでマリニンの前に登場する鍵山は「調子も自信もたくさん付けてきた。あとは本番で気持ちを整えて頑張るだけ」。会心の演技を披露して、少しでもマリニンに重圧を与えたいところだ。
【時事通信社】
〔写真説明〕フィギュアスケート男子ショートプログラムで演技する鍵山優真=10日、ミラノ郊外
〔写真説明〕フィギュアスケート男子ショートプログラムで演技する米国のマリニン=10日、ミラノ郊外
2026年02月13日 15時14分