清水と工藤、夢舞台で存在感=けがとも闘った16歳コンビ―スノーボード女子ハーフパイプ〔ミラノ・コルティナ五輪〕



期待されたメダルには届かなかったものの、存在感は十分に発揮した。スノーボード女子ハーフパイプで、清水さらが4位、工藤璃星(ともにTOKIOインカラミ)が5位。16歳の2人が夢舞台で躍動した。

まずは工藤。1回目で3位につけ、2回目はさらに高得点の81.75点をマークした。パイプの壁を滑り上がり、高々と舞ってから回転せずに降りる「エアトゥーフェイキー」など、他の選手にないスタイルで勝負。「夢の五輪に立てている実感がすごく湧いていた」と目を輝かせた。

清水は1、2回目とも転倒。追い込まれた3回目にダブルコーク1080(縦2回転、横3回転)の大技を決め、力強いガッツポーズ。84.00点をたたき出した。3位の小野には1点届かなかったが、「自分が一番楽しんでやれたんじゃないかな」。

まだあどけなさも残る高校1年生。けがのリスクと常に隣り合わせのハーフパイプで、2人も苦難を経験してきた。工藤は2023年に米国で練習中に右大腿(だいたい)骨を骨折。ヘリコプターで緊急搬送されるほどの重傷だった。神経を痛め、今でも右足は動かしにくいという。清水は昨年、2度も鎖骨を骨折。今季は十分な実戦を積めずに臨んでいた。

諦めずに競技と向き合い、たどり着いた憧れの舞台。大歓声を受け、生き生きと演技する姿は共通していた。工藤は「楽しいことばかりじゃないと思うけど、4年後に向けて頑張りたい」と言い、清水も「この悔しさをばねに次も目指したい」。30年五輪の地で2人が世界を沸かせる予感をさせた。

【時事通信社】 〔写真説明〕スノーボード女子ハーフパイプ決勝、清水さらのエア=12日、リビーニョ(dpa時事) 〔写真説明〕スノーボード女子ハーフパイプ決勝、工藤璃星のエア=12日、リビーニョ(AFP時事)

2026年02月13日 19時26分


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