
2023、24年の神戸のリーグ連覇。歓喜の中心には、常に山口がいた。かつての主将が長崎のユニホームに袖を通し、古巣のピッチに立った。
試合前、山口の名前がコールされると、神戸サポーターも拍手で歓迎。ボールを持って落ち着かせる場面もあったが、プレスに苦しみチャンスをつくれなかった。押し込まれる時間が続き、見せ場は少なかった。終了後には、神戸時代のグッズを掲げるサポーターも多くいた。「すごく感慨深いものがあった。温かく出迎えてもらえてよかった」
神戸には24年まで6季在籍。言葉はなくても、プレーで引っ張るベテランは全員のお手本だった。鍬先は「蛍くんのすごさはピッチ内外で感じた。(チームの)基準が上がった」と振り返る。強いチームの基盤をつくると、当時J2の長崎に移籍。異例と言える決断でも、1年で昇格に導くなど結果を残した。
実現したJ1の舞台での対決。ボールを保持され、長崎は前半シュート0本に終わった。開幕2連敗に、山口は「神戸との差を受け止め、進んでいくしかない。チームとして乗り越えないと」。先頭で立て直していく。
【時事通信社】
〔写真説明〕後半、パスを出す長崎の山口=13日、ノエスタ
2026年02月13日 22時29分