志賀姉妹、悔しさ胸に再出発=海外で積んだ武者修行―アイスホッケー女子〔ミラノ・コルティナ五輪〕



アイスホッケー日本女子のDF志賀葵(26)=モド=と妹のFW紅音(24)=ルレオ=は、2022年北京五輪で痛感した世界の壁を打ち破るため、海外で武者修行を積んできた。姉妹で2大会連続の大舞台。姉は守備の核、妹はエースとして臨んだが1次リーグ敗退となり、共に悔しさをかみしめた。

北海道帯広市の冬。小学校の外に作られた天然リンクが競技との出合いだった。18年平昌五輪は姉の葵が代表に選ばれ、直前まで代表合宿に呼ばれていた紅音は落選。当時、姉と同じDFだった紅音は平昌後、飯塚祐司監督から才能を見いだされてFW転向を打診され、「点取り屋」へと成長を遂げた。

北京五輪の準々決勝でフィンランドに1―7で屈したショックは忘れもしない。葵は「手も足も出ず、圧倒された」と言い、紅音も「まだまだ手の届くところではない」と実感した。差を埋めるため、2人は海を渡った。葵はスイス、紅音は北米リーグに挑戦。今季は共にスウェーデンでプレーし、別のチームで切磋琢磨(せっさたくま)する。

2人は互いの試合を映像で見て、助言を送り合って成長。体格で勝る海外選手の中でもまれ、当たり負けしなくなった。今大会で葵は攻守両面で貢献し2アシスト。紅音も1得点2アシストと前線で奮闘したが、8強に進めなかった。

紅音は「このチームでもっと試合がしたかった」と涙を流し、「まだまだ成長できる。レベルアップしていきたい」と決意。葵も「何が足りなかったか見詰め直して、次に向けて頑張っていきたい」と視線を上げた。新たな決意を胸に、再スタートを切る。

【時事通信社】 〔写真説明〕アイスホッケー女子1次リーグでフランスに勝利し、笑顔で撮影に応じる志賀葵(右)と妹の紅音=6日、ミラノ郊外

2026年02月15日 07時03分


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