
10年ぶりとなる頂点を見据え、日本ハムの新庄監督の目標は「打倒ソフトバンク」。リーグ2位だった昨季に立ちはだかった宿敵を破るため、あの手この手を使って戦力の底上げを図っている。
キャンプ第3クール。指揮官は攻撃面の成長を促すため、臨時コーチとして中日や楽天などで活躍した山崎武司さんを招聘(しょうへい)した。監督から「どうしても本塁打を増やしたい。打撃を向上させたい」と直接、依頼を受けたという。
山崎さんは2度の本塁打王と1度の打点王に輝いた実績を誇る。キャンプでは自身と同じ右の長距離打者の万波らに対し、3日間集中的に指導した。万波はボールの内側をしっかり打つように言われたそうで「すごくいいことを教わった」。好転へのきっかけを得た様子だった。
マウンドに目を向けると、こちらも助っ人コーチがいた。中日一筋で50歳まで現役を続けた山本昌さんだ。
11日に山崎を指導。昨季7勝にとどまった左腕は、シーズン終盤から中継ぎに配置転換された。肘を上げることや、肩甲骨の開きに修正の余地があると指摘。山本さんの代名詞であるスクリューボールも伝授し、「トップクラス」と太鼓判を押す投手陣をさらに強固にするには、山崎を含めたサウスポーがカギだとみる。
今回呼ばれた2人はいずれも日本ハムに直接ゆかりはないが、チームが優勝するために必要ならOB以外の力も借りる。そんな新庄イズムが随所に光るキャンプだ。(名護)。
【時事通信社】
〔写真説明〕打撃指導する臨時コーチの山崎武司さん(左)=10日、沖縄県名護市
〔写真説明〕投球練習する日本ハムの山崎(手前)。奥は臨時コーチの山本昌さん=11日、沖縄県名護市
2026年02月15日 07時03分