感じたメダル以上の価値=伊藤、「師匠」葛西に感謝―ジャンプ女子〔ミラノ・コルティナ五輪〕



4大会連続出場の大舞台を終えた31歳の伊藤。「メダルを取ることはできなかったけど、今までの経験、携わってくださった方々全てが、自分にとって金メダル以上に大切だと感じた」。目に涙を浮かべて語った。

今季は所属先の兼任監督で「師匠」でもある葛西紀明にもらったヘルメットを着用。昨年11月、ワールドカップ(W杯)遠征の出発2日前に「魂を込めたぞ」とサプライズで渡された。大切な用具と共に戦い、「監督の気持ちも一緒に五輪の空を飛べた。本当に心強かった」と感謝した。

試合前は、葛西の「戦法」も使った。集中力を本番に合わせるため、あえて試技を飛ばなかった。好飛躍を連発した公式練習の感覚を大事にして一発を狙ったが、2回ともK点に届かず。試技の回避を「五輪で初めてやった」という伊藤は「自信を持って結果につながると思った。選択には後悔していない」ときっぱり。

悔しさを抑えて仲間の好成績を一緒に喜ぶなど、大会を通じて献身的な姿勢も光った。「また後輩たちと一緒に、日本の女子ジャンプ界を盛り上げていきたい」。ベテランは歩みを止めない。

【時事通信社】 〔写真説明〕ノルディックスキー・ジャンプ女子個人ラージヒル、伊藤有希の1回目の飛躍=15日、プレダッツォ

2026年02月16日 14時31分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース