衝撃のツイストリフト=三浦と木原、相性抜群―フィギュアスケート〔ミラノ・コルティナ五輪〕



フィギュアスケートで日本ペアの歴史を切り開いてきた三浦璃来(24)と木原龍一(33)=木下グループ=の始まりは、2019年6月にさかのぼる。

それまで五輪2大会に出場し、現役引退を決めていた木原は、日本連盟からの依頼で初心者も参加できるペアのトライアルを手伝っていた。その同じリンクで当時、市橋翔哉さんと組んでいた三浦が練習していた。トライアルが終わって帰ろうとした木原を、三浦らを指導していたブルーノ・マルコット・コーチが呼び止めた。「龍一、靴を履いて氷に乗ってくれ」

三浦は当時ジュニアのペア。手本を見せるために木原が三浦を頭上に投げるツイストリフトをやると、初めてやったとは思えないほど三浦が高く跳び上がった。2人にとっても衝撃的な出来事。ほどなくして三浦が木原を誘い、結成に至った。

ペアの相性では、跳べるジャンプが同じレベルか、滑りのリズムが合うかどうかが重要。2人は特にスケーティングの相性が良かった。木原にとって三浦は「最初に滑った瞬間から、これは絶対うまくいくと確信した相手」だった。競技を続けることを決意した。

互いのけがで長く一緒に滑れなかった時期を2人で乗り越え、確固たる信頼関係も築き上げた。三浦は肩のけがで約2カ月間、練習できなかったことがある。久しぶりに木原と滑った時に強く実感した。「安心する。私の居場所はここだな」

今大会の団体では、各選手を応援するために寄せ書きを書いたうちわが用意された。木原は三浦に感謝をつづった。「あの日、声を掛けてくれてありがとう。りくじゃなかったらここまで来ることができなかった。心からありがとう。2人で最高の色を。2人なら絶対できる」。

【時事通信社】 〔写真説明〕フィギュアスケートペア・ショートプログラムで演技する三浦璃来(上)、木原龍一組=15日、ミラノ郊外

2026年02月16日 18時44分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース