智弁学園のエース杉本また熱投=緩急自在、カーブ鋭く―高校野球



エースの意地が詰まったような143球だった。延長十回タイブレークで味方のリードを守って息詰まる投手戦を制し、智弁学園の杉本はマウンドで大きな雄たけびとガッツポーズ。「自分が守り抜かないといけない。必死だった」。完封した1回戦に続く、見応えのある熱投だった。

初回に1点を失ったが、その後は「落ち着いていた」。緩急を使って的を絞らせない。とりわけ効果的だったのは、投球の幅を増やすために冬から取り組んできたカーブ。左腕から鋭い切れで大きく落ちて、相手打者を惑わすだけでなく空振りを奪うなど、二回以降はスコアボードにゼロを並べた。

2024年の夏以来となる甲子園。当時1年生で、準々決勝の先発を任された。実力を付け、今はチームを先導する立場。「周りは初めての選手が多い中、(自分は)経験している。引っ張っていかないといけない」。積極的に仲間へ声を掛ける姿にも、背番号1の自覚がにじむ。

準々決勝は中1日。2回戦までの2試合で272球を投げた疲労はあるはずだが、「全試合自分が投げるという気持ち」と杉本。頂点に駆け上がるまで、腕を振る覚悟だ。

【時事通信社】 〔写真説明〕力投する智弁学園先発の杉本=25日、甲子園

2026年03月25日 14時28分


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