
初めて大いちょう姿で本場所に臨む義ノ富士の勢いが止まらない。2敗だった翔猿を圧倒。8連勝とし、幕内での自己最長を更新中だ。奮起のきっかけは「連敗していた時の、くそっという気持ち」。2日目から自己ワーストとなる3連敗を喫した際の悔しさが、闘争心に火をつけた。
小兵を左から張り、突き起こす。休まず攻め、相手の引きに乗じて一気に押し出した。「何をしてくるか分からない相手。動きを止めたかった」と淡々とした様子で振り返った。
24歳のホープは、3月の春場所は7勝止まり。2024年夏場所に幕下最下位格付け出しでデビューしてから初めて負け越した。壁を乗り越えるため、自問自答する日々。新入幕の頃との心境の違いを「今は楽しいというより、一生懸命取っている」と表現した。
まな弟子について、伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)は「いろいろな調整が結果に出ている。手が伸びて、動きが止まらない」と評価した。東前頭2枚目。白星を積み重ねれば、新三役へと前進できる。首位とも星一つの差をキープ。義ノ富士は「自分は勝つしかない」と覚悟を示した。
【時事通信社】
〔写真説明〕義ノ富士(左)は翔猿を押し出しで下す=21日、東京・両国国技館
2026年05月21日 20時31分