カギ握る冨安対ハクポ=オランダ戦の注目対決―W杯サッカー



準優勝3度のオランダとの対戦で、日本のW杯が幕を開ける。強豪との一戦は、サイドの攻防が見どころの一つで、冨安(アヤックス)とハクポ(リバプール)のマッチアップが勝負の行方を左右しそうだ。

2022年10月の欧州リーグ。当時アーセナル所属だった冨安は、PSVアイントホーフェンで大きな注目を集めるハクポをほぼ完璧に封じた。英メディアからも「ハクポを黙らせた」と高い評価を受けた。

その直後にリバプールへ移籍して飛躍を遂げたハクポに対し、冨安は長くけがに泣かされる対照的な日々を過ごした。日本代表からは2年も離れ、W杯すら見えない時期が続いた。ギリギリでW杯に間に合い、「長い道のりだったな…。ここにいるのは当たり前ではない」と実感を込める。

アヤックスで十分な出場機会を得られないまま代表入りした冨安だが、ここに来て調子を上げている。ゲーム形式では上田(フェイエノールト)を力強く封じ、U19日本代表との練習試合では70分プレー。クリアを含め、攻撃を加速させるパスを通すなど冨安らしいプレーを見せている。

代表でも左サイドを主戦場とするハクポは、193センチの長身ながらスピードがあり、カットインから右足のシュートを得意とする。W杯直前のウズベキスタン戦ではPKから2ゴールを決め、「W杯は特別。もちろん優勝したい」と意気込む。

冨安が不在の間に、3バックの右は渡辺(フェイエノールト)が台頭したが、ハクポを封じるには強さとスピードを兼ね備えた冨安が適任だろう。「皆さんが思っている以上にコンディションはいいと思う」。エースキラーとして、完全復活を告げる一戦にする。

【時事通信社】 〔写真説明〕練習する冨安=11日、米ナッシュビル 〔写真説明〕欧州リーグでハクポと競り合うアーセナル時代の冨安=2022年10月、オランダ・アイントホーフェン(EPA時事)

2026年06月13日 07時04分


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