日本、サイドの攻防がカギ=藤田俊哉さんら識者展望―W杯サッカー



サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会で、「最高の景色」を目指す日本の戦いが始まる。1次リーグ初戦の相手は強豪オランダ。同国に詳しい元日本代表の藤田俊哉さん、指導者の白井裕之さんに解説してもらった。

選手と指導者の両方でオランダのクラブに在籍した藤田さんは「いかにサイドの攻防を制するかにある」と展望する。三笘を欠くのは痛いが、違いを生み出せる伊東や久保が、ハクポら強力な選手と攻守両面で主導権を争うことになる。

以前なら耐えて速攻が主体だったが、「相手の背後やスペースを突くため、前に出る発想が必要。タレントがいるし、今の日本はそのレベルにある」と藤田さん。守勢に回らず相手を押し込めれば、得点の確率が上がり、失点のリスクも減る。

相手のキーマンは誰か。中盤のデヨングら名手が多い中、二人ともマレンを挙げた。鋭い抜け出しが持ち味のアタッカー。名門アヤックスで育成年代の分析責任者も務めた白井さんは「走り勝ち、(好機の)きっかけをつくる選手になる」と警戒する。

組織も無効化できれば大きい。「オランダはボールを保持したいという考え方。持てないとイライラする」と白井さん。直前の親善試合では不用意にボールを失うこともあり、田中らがパスを回したりプレスをかけたりすればリズムを崩せそうだ。

相手は身長190センチ台の選手も多く擁する。ファウルによるセットプレーを含めた空中戦は危険。一方で藤田さんは「体の大きさが全てではない。個でも優位性を保てるはず」。受け身は大敵。仕掛ける姿勢こそ、攻略のカギとなる。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるサッカー元日本代表の藤田俊哉さん=5月8日、静岡県磐田市 〔写真説明〕インタビューに答えるサッカー指導者の白井裕之さん=3月4日、名古屋市 〔写真説明〕藤田さんと白井さんがともにオランダのキーマンに挙げたマレン(左)。右はハクポ=3月31日、オランダ・アイントホーフェン(AFP時事)

2026年06月13日 07時03分


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