
エース左腕の米沢が、関大を54年ぶりの頂点に導いた。前回優勝した1972年と同じく、決勝は慶大との「東西対決」。重責を果たし、「ユニホームも似ているし、負けたくない気持ちがあった。すごくうれしい」と口にした。
前日の準決勝でも77球を投げ、さらには発熱もあったという中、「ここまで来たら自分が投げるしかない」と先発を直訴。140キロ台の直球やスプリットを武器に、5回無失点。「一番ギアを入れた」という五回2死二塁のピンチでは、1番丸田をこん身の直球で見逃し三振に抑えた。
54年前は山口高志さん(元阪急)が完封勝利。山口さんは現在、チームのアドバイザリースタッフとして投手を指導し、小田監督は「選手の精神安定剤。投手の活躍は山口さんの存在なくしてあり得ない」と言う。技術面や精神面の助言を受けた米沢は「いい景色を見せられた」と恩返しを喜んだ。
4試合に先発して計2点しか失わず、最高殊勲選手に輝いた。プロのスカウトからの注目も集め、「ドラフト1位で行きたい。良い結果を出せるよう、しっかり練習する」。タイトルに満足せず、さらなる成長を決意した。
【時事通信社】
〔写真説明〕決勝の慶大戦に先発し、力投する関大の米沢=14日、神宮球場
〔写真説明〕優勝し、胴上げされる関大の小田監督(中央)=14日、神宮球場
2026年06月14日 20時40分