
快進撃が止まらない。177センチ、125キロの新関脇藤ノ川が、大関霧島を破って9勝目。6日目の安青錦、9日目の琴桜に続く大関撃破で、「今場所は勝ったことのない相手に勝てている」と手応えを口にした。
立ち合いから迷いなくぶつかった。タイミング良くいなして攻勢に出る。左腕を手繰られても足を止めず、俵伝いに前進。最後はこん身の力で押し倒した。
場所前、霧島が出稽古に訪れた際には全く歯が立たなかった。過去3戦全敗だった大関から初勝利を挙げ、「稽古が実を結んでいる」。悔しさを味わった先の白星に、自信がにじんだ。
10日目に勝ち越しを決めると、4代目の「藤ノ川」でもある先代伊勢ノ海親方の森田武雄さんから、「よかったね。四股、てっぽうをしっかりやれよ」と電話で激励を受けた。6代目としてしこ名を継承する藤ノ川は「15日間楽しみにしてくれているらしいので、よかった」と破顔した。
トップを走る横綱大の里を2差で追う形。上昇気流に乗る21歳は、「あしたも頑張ります」と短い言葉に決意を込めた。
【時事通信社】
〔写真説明〕霧島(右)を攻める藤ノ川=24日、東京・両国国技館
〔写真説明〕霧島(左)を攻める藤ノ川=24日、東京・両国国技館
2026年09月24日 20時56分