元大関は情熱尽きず=朝乃山、1差で追走―大相撲秋場所



元大関の意地が勝り、賜杯争いを面白くした。朝乃山が熱海富士を破って10勝目。「国技館で、結びの一番の近く(で取るの)は久しぶり。うれしかった」。ファンの注目が高まった相撲を力比べで制し、高揚感をにじませた。

素早く左で前まわしを引き、圧力をかける。休まず攻め、苦し紛れのすくい投げをこらえると、力強い寄りで決着。敗れていれば、他の3敗勢と、大の里の結果次第で賜杯の行方が決まるところを阻止した。

その後、横綱が2敗目を喫し、首位とは1差に。「何も考えていない」と無欲を強調したが、2度目の優勝の可能性も十分に出てきた。2024年の名古屋場所で左膝に大けがをし、休場続きで三段目に転落。懸命なリハビリを経て、稽古を積み重ねながら番付を東前頭6枚目まで戻した。

「自分の気持ちが折れなかった。新たな大関を目指したい」。32歳の土俵への情熱は尽きていない。14日目は新関脇で好調な藤ノ川戦。「きょうもけがなく無事に終われた。しっかり休んで、備えたい」と気合を入れ直した。

【時事通信社】 〔写真説明〕熱海富士(右)を攻める朝乃山=25日、東京・両国国技館

2026年09月25日 20時35分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース