試合後のシャンパンファイトで、ドジャースの山本は優勝トロフィーを大事そうに抱えて笑みを浮かべた。メジャー1年目でワールドシリーズ制覇を果たし、「本当に濃い充実した一年だった。最後にこうやって最高の形で終われたので本当によかった」と喜んだ。
ワールドシリーズでは第2戦に先発し、日本人投手として2007年の松坂大輔(レッドソックス)以来の勝利投手に。チームを2連勝に導き、シリーズの流れを大きく引き寄せた。
レギュラーシーズンではけがもあり、7勝(2敗)にとどまったが、ポストシーズンは4試合に登板し2勝。2勝2敗で迎えたパドレスとの地区シリーズ最終第5戦で白星を挙げるなど、重要な試合で輝きを放った。「チームメートのみんなに感謝したい。誰かが欠けていたら勝てなかった試合もたくさんあった。全員で勝ち取った勝利」。充実感いっぱいの笑顔で激動の1年目を締めくくった。
【時事通信社】
〔写真説明〕ヤンキースとのワールドシリーズを制し、喜ぶドジャースの山本=30日、ニューヨーク(EPA時事)
2024年10月31日 16時29分