【ワシントン時事】米連邦航空局(FAA)は29日、首都ワシントン近郊のレーガン空港付近で滑走路に進入中の民間機が、ヘリコプターと空中で衝突したと発表した。民間機は空港に隣接するポトマック川に墜落し、救助活動が続いている。死傷者の有無は不明。在米日本大使館は、邦人が巻き込まれたかどうか確認している。
FAAによると、事故は同日午後9時(日本時間30日午前11時)ごろ発生。飛行機はアメリカン航空の中西部カンザス州ウィチタ発ワシントン行き5342便で、衝突したのは軍用ヘリ。米メディアが公開した映像によると、二つの飛行物体が空港付近の上空で衝突し、爆発した。
アメリカン航空によると、飛行機には乗客60人、乗員4人が乗っていた。ロイター通信によると、ヘリには米兵3人が搭乗していた。
トランプ大統領は声明を出し、「悲惨な事故について報告を受けた。状況を注視している」と述べた。レーガン空港は同日午後11時(日本時間30日午後1時)時点で、全ての飛行機の離着陸を取りやめている。
【時事通信社】
〔写真説明〕29日、米首都ワシントン近郊のレーガン空港付近で発生した衝突事故を受け、集まる救急隊(EPA時事)
〔写真説明〕レーガン空港=2024年3月、米バージニア州アーリントン(AFP時事)
2025年01月30日 16時41分