ローマ字表記、70年ぶり見直し=「ヘボン式」基本に―文化審答申



ローマ字使用の在り方を検討してきた文化審議会(島谷弘幸会長)は20日、現在広く使われている「ヘボン式」を基本とする表記に改める答申をまとめ、阿部俊子文部科学相宛てに提出した。答申を受け、今年度中にも約70年ぶりに内閣告示が改定され、教科書などに順次反映される見通しだ。

1954年の内閣告示は「ち」を「ti」、「ふ」を「hu」とつづる「訓令式」を原則としたが、現在は「chi」「fu」とするヘボン式が社会に定着している。混乱を避けるため、文化審では2022年から統一的表記の検討を開始。昨年5月に盛山正仁文科相(当時)が表記の在り方を諮問していた。

【時事通信社】 〔写真説明〕文化審議会の島谷弘幸会長(左)から、ローマ字表記に関する答申を受け取る野中厚文部科学副大臣=20日午後、東京・霞が関

2025年08月20日 14時55分


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