農林水産省は17日、全国のスーパー約1000店舗で6~12日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が前週より63円安い4142円だったと発表した。4週連続の下落となったが、4000円台の高値水準は6週連続となる。
小泉進次郎農水相は発表に先立つ閣議後記者会見で、「価格の高止まりによって消費者のコメ離れが進むことが懸念される」と指摘した。
政府備蓄米を含む「ブレンド米」の販売割合が前週から4ポイント上がり29%となったことが価格を押し下げた一因とみられる。ブレンド米の平均価格は171円安い3419円だった。
新米を含む「銘柄米」の割合は75%から71%に低下した。ただ、新米は高値で取引されており、銘柄米の平均価格は29円高の4440円と、6週連続で値上がりした。
【時事通信社】
〔写真説明〕スーパーでコメの陳列棚を眺める客=6月6日、東京都江東区
2025年10月17日 19時21分