
厚生労働省が6日発表した9月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、名目賃金から物価変動の影響を差し引いた実質賃金は、前年同月比1.4%減だった。賃金の伸びが物価上昇に追い付かず、9カ月連続のマイナスとなった。
基本給や残業代などを合わせた現金給与総額(名目賃金)は1.9%増の29万7145円。このうち基本給を中心とする所定内給与は1.9%増だった。一方、消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)は3.4%上昇と、高い伸びが続いている。
【時事通信社】
〔写真説明〕厚生労働省=東京都千代田区
2025年11月06日 08時49分