
【ダッカ時事】バングラデシュで、2024年の政変以来初となる総選挙(一院制、定数350)の投票が12日始まった。即日開票され、13日朝(日本時間同午前)ごろ大勢が判明する見通し。ハシナ前首相の下で弾圧を受けた主要野党バングラデシュ民族主義党(BNP)の優勢が伝えられている。
事前の世論調査で先行するBNPを同国最大のイスラム主義政党・イスラム協会(JI)が追う展開。政権崩壊につながった反政府デモを主導した学生らでつくる新党・国民市民党(NCP)は全国的な組織基盤を持たず、支持に広がりを欠く。JIと連携し生き残りを図る。
ハシナ氏の率いたアワミ連盟(AL)は今回参加が禁じられた。24年の前回総選挙ではBNPが公正な選挙は見込めないとしてボイコットしており、立場が入れ替わり似たような構図となった。この二大政党は過去に激しく対立し、野党に転落した相手への弾圧を繰り返してきた。
12日には、政変をきっかけにまとめられた「7月憲章」に基づき、首相の通算在任期間の制限や二院制への移行といった改革の是非を問う国民投票も実施。長期にわたってハシナ氏に権力が集中し、強権化を招いた反省を踏まえた。
【時事通信社】
〔写真説明〕ダッカに掲示されたバングラデシュ総選挙のポスター=11日(AFP時事)
2026年02月12日 12時28分