
【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は20日、トランプ政権が国際刑事裁判所(ICC)に対する「広範な制裁」の準備に入ったと伝えた。非加盟国である米国は、ICCに国家主権を脅かされているとして圧力を強化。今回はドル建て取引を禁じる内容が含まれることから、ICCの運営に重大な支障が生じる恐れがある。
報道によると、制裁は大半の取引を禁じる内容で、6~7カ月の猶予期間を経て発動。基軸通貨であるドルの利用ができなくなれば、国際金融システムの大部分から締め出されることになり、送金などに大きな混乱が及ぶことは避けられない。
制裁は、国連総会の一般討論演説が始まる今週中にも確定する可能性があるという。米国務省報道担当者は取材に「制裁発動について事前に説明することはない」とした上で、「ICCは米国の主権に対して容認できない脅威をもたらしている」と強調した。
【時事通信社】
〔写真説明〕国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長=7月27日、大阪市
2026年09月21日 12時14分