
【ソウル時事】韓国軍は30日、南北軍事境界線付近で兵士3人が被害を受けた地雷爆発について「北朝鮮軍の地雷により深刻な負傷を負った」と断定した上で、「北朝鮮の謝罪と責任ある措置を強く求める」と表明した。北朝鮮が2024年以降に行っている韓国との境界線を「要塞(ようさい)化」する作業など、緊張を高める行動の即時中止を要求した。
韓国軍は「北朝鮮は軍事境界線近くで地雷を埋設するなど『要塞(ようさい)化』を続けており、南北間の緊張を高める原因になっている」と強調。「明白な休戦協定違反で、これまでの南北間の合意の精神を害する」と批判した。「今後発生する状況に対する全ての責任は北朝鮮にある」とも述べた。
国連軍司令部も30日、「休戦協定違反と判断している」と発表した。
一方、朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金与正朝鮮労働党総務部長は29日付の談話で、韓国による「明白な自作自演だ」と主張した。
与正氏は、韓国が北朝鮮への挑発を正当化する「名分をつくり出している」と指摘。境界線での作業に関わる軍人に韓国軍が実弾射撃を行えば、「容赦なく報復する」と警告した。
さらに「わが軍人は一度も国境線を越えたことはない」と説明。「根拠のない言い掛かりだ」と反発した。
【時事通信社】
〔写真説明〕北朝鮮の金与正朝鮮労働党総務部長=2025年9月、北京(AFP時事)
2026年09月30日 11時47分