与野党陣営、過半数届かず=右派リクード第1党か―ネタニヤフ氏、政権継続に意欲・イスラエル総選挙



【エルサレム時事】27日投票のイスラエル総選挙は28日、開票作業が続けられた。ネタニヤフ首相の与党リクードを中心とする与党陣営、アイゼンコット元軍参謀総長率いる中道野党ヤシャルなど反ネタニヤフ陣営のいずれも過半数に届かない見通し。新たな連立政権樹立に向けた今後の交渉は難航しそうだ。

総選挙では、国会(一院制)の120議席が争われた。イスラエルメディアによると、開票率85.6%時点で、リクードが26議席で第1党となり、他党を含むネタニヤフ陣営は53議席を獲得する見通し。一方、反ネタニヤフ陣営はヤシャルが21議席で第2党にとどまるものの、同陣営全体では48議席となりそうだ。いずれにも属さないアラブ系2政党が計19議席を獲得する見込みだ。

事前の世論調査では、ヤシャルが第1党となると見込まれていたが、リクードが最終盤で巻き返し、与党陣営が最大勢力となりそうだ。ネタニヤフ氏は28日未明に演説し、正式な開票結果を待たなければいけないとしつつ、「リクードが最大政党だ」と強調。アラブ系政党を排除した「強力な右派政権を樹立しなければならない」と訴え、政権継続に意欲を示した。

アイゼンコット氏も28日未明、「民衆は変化を選んだ」と述べ、「政権樹立のために全力を尽くす」と表明した。

選管発表によると、投票率は2001年以降の選挙では最高の77.7%だった。これまでの選挙でボイコットすることが多かったアラブ系の市民の多くが投票所に足を運んだとみられる。

イスラエルでの総選挙は、パレスチナのイスラム組織ハマスによる23年10月の越境攻撃以降初めて。奇襲への報復としてパレスチナ自治区ガザで大規模軍事作戦を展開した上、レバノンやイランにも戦線を拡大したネタニヤフ氏が、通算約19年務めた首相の座を維持できるかどうかが最大の焦点だ。

【時事通信社】 〔写真説明〕28日、エルサレムで開かれた選挙集会で演説するイスラエルのネタニヤフ首相(AFP時事) 〔写真説明〕27日、イスラエル中部ヘルツェリアで、総選挙の投票を行うアイゼンコット元軍参謀総長(AFP時事) 〔写真説明〕27日、エルサレムで、イスラエル総選挙の投票に臨むネタニヤフ首相(EPA時事)

2026年10月28日 22時19分


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