
【パリ時事】スペイン中部トレド県で28日、高速列車同士が衝突する事故があり、同国メディアによると少なくとも64人が死亡、80人が重軽傷を負った。死傷者は増える可能性がある。
事故は首都マドリードから南部セビリアに向かう路線で発生。駅近くに停止していた民間高速鉄道「イリョ」の列車に、国鉄が運行する後続の列車が追突したとみられている。複数の車両が脱線し、少なくとも2両が土手の下に転落した。
パイス紙(電子版)によれば、現場周辺では事故前にシステムの不具合で複数の列車が一時停止。再開後もイリョの列車は動かなかったが、国鉄の列車に誤って進行許可が出る「人為的ミス」があったという。
国鉄の乗客の1人は地元メディアに「激しい急ブレーキがかかり、(車両の)床に投げ出され転がった」と説明。別の乗客は「車両の窓を割って脱出した。言葉で言い表せないほど悲惨だった」と振り返った。
サンチェス首相はSNSに「深刻な列車事故に衝撃を受けている」と投稿。現地で救助活動が進行中だと説明した。
在スペイン日本大使館によると、日本人が事故に巻き込まれたとの情報は入っていない。
スペインでは1月にも南部アダムスで高速列車同士が衝突し、40人以上が死亡した。
【時事通信社】
〔写真説明〕28日、スペイン中部トレド県で発生した高速列車衝突事故の現場で対応に当たる救急隊員ら(AFP時事)
〔写真説明〕28日、スペイン中部トレド県で衝突し、脱線した高速列車(スペイン当局提供)(EPA時事)
〔写真説明〕スペイン国旗(EPA時事)
〔写真説明〕28日、スペイン中部トレド県で、衝突した高速列車(EPA時事)
2026年10月28日 22時33分