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議員支持、岸田氏一歩先行=河野氏猛追、高市氏追い上げ―自民総裁選



29日投開票の自民党総裁選の情勢を探るため、時事通信は党所属国会議員の終盤の支持動向を調査した。議員票では岸田文雄前政調会長(64)が一歩先行し、河野太郎規制改革担当相(58)が猛追。高市早苗前総務相(60)が激しく追う展開になっている。野田聖子幹事長代行(61)は支持が広がっていない。党員・党友票を加えた合計で、いずれも過半数に達せず、総裁選は上位2人による決選投票にもつれ込む公算が大きい。

調査は25日までに、直接聞き取るなどして実施した。議員の約15%は態度を明らかにしておらず、情勢はなお流動的だ。

議員票(382票)で、岸田氏は自身が率いる岸田派(46人)をまとめた。さらに、細田派(96人)、麻生派(53人)、旧竹下派(51人)のベテランや参院議員を中心に浸透しており、支持する議員は3割台に到達。1週間前の2割台半ばから伸ばした。

1週間前に首位を争っていた河野氏は岸田氏に比べて伸び悩んでおり、支持議員は岸田派以外の6派閥と無派閥の中堅・若手を中心に2割台後半。政策決定過程での党の役割を軽視したとも取れる発言が反感を招いたとの見方もある。

高市氏の支持議員は2割超。支援を受ける安倍晋三前首相の出身派閥である細田派の5割以上を固め、麻生派、旧竹下派、二階派(47人)でも支持を広げつつある。

野田氏は推薦人20人からの上積みに苦しんでいる。当選するのは「私以外」と弱気を漏らしたことも響いた可能性がある。

党員票(382票)は、各陣営や地方組織への取材を総合すると、河野氏がリードし、岸田、高市両氏が追っている。これらを加味すると、総裁選は(1)河野氏と岸田氏(2)河野氏と高市氏―のいずれかの組み合わせによる決選投票となる可能性が高い。

決選投票では、議員票が382票に維持される一方、党員票は各都道府県連に1票の47票に圧縮されるため、議員票の比重が高まる。週明け以降、決選投票での合従連衡をにらみ、各陣営や各派閥の駆け引きが本格化しそうだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕オンラインで開催された政策討論会で発言する岸田文雄前政調会長=25日午後、東京・永田町の自民党本部 〔写真説明〕オンラインで開催された政策討論会で発言する河野太郎規制改革担当相=25日午後、東京・永田町の自民党本部 〔写真説明〕オンラインで開催された政策討論会で発言する高市早苗前総務相=25日午後、東京・永田町の自民党本部 〔写真説明〕オンラインで開催された政策討論会で発言する野田聖子幹事長代行=25日午後、東京・永田町の自民党本部

2021年09月25日 18時06分


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