経団連、WTO改革を提言=筒井会長、事務局長と会談へ



経団連の筒井義信会長は20日の記者会見で、機能不全が指摘される世界貿易機関(WTO)に対し、改革案を提言すると表明した。21日からスイス・ジュネーブを訪問し、オコンジョイウェアラ事務局長に意思決定方法の合理化などを盛り込んだ提言を手渡す。筒井氏は「打開を図る改革案を提起したい」と述べた。

166カ国・地域が加盟するWTOは、加盟国の全会一致による意思決定が原則。経団連は提言で、全会一致方式を基本としつつも、少数の国の反対によって決定が妨げられない制度への見直しを求めた。また、加盟国間の通商問題をルールに基づき解決する紛争解決制度の強化も訴えた。

〔写真説明〕記者会見する経団連の筒井義信会長=20日午後、東京都千代田区

2025年10月21日 12時29分


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