新型ランクル、小ぶりで手頃に=「FJ」、来年中ごろ発売―トヨタ



トヨタ自動車は20日、スポーツ用多目的車(SUV)「ランドクルーザー」の新型車「FJ」を2026年中ごろに国内で発売すると発表した。中核モデル「250」の派生タイプとして開発。現行シリーズでは最小サイズで、比較的手頃な価格にしたい考えだ。

角をそぎ落としたサイコロのようなデザインのボディーが特徴。四輪駆動のガソリン車で、2列シートに5人が乗れる。サイズは若干小ぶりだが、安定性や悪路での走行性能は維持した。アジアやアフリカ、中近東、中南米でも順次発売する。

ランクルの初代モデルは1951年に誕生。世界約190カ国・地域で、これまでに1215万台を販売している。サイモン・ハンフリーズ執行役員は同日のお披露目イベントで「新しい世代に向けたランクルだ」と強調。従来のファン層だけでなく、若者などより多くの人にもアピールし、需要を開拓していく考えを示した。

〔写真説明〕トヨタ自動車が公開したスポーツ用多目的車(SUV)「ランドクルーザー」の新型車「FJ」=20日午後、静岡県裾野市

2025年10月21日 13時01分


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