【ニューヨーク時事】米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスは20日、米国でのレアアース(希土類)採掘に意欲を表明した。レアアースを巡っては、供給網をほぼ独占する中国が輸出規制の強化に動くなど、安定的な調達が困難になっており、米国内での増産への期待が高まっている。
同社が7~9月期決算発表に伴い明らかにした。ゴンカルベス最高経営責任者(CEO)は、鉄鉱石生産のため中西部のミシガン、ミネソタ両州に所有している2カ所の鉱山がレアアースの採掘場所として有力だと説明。その上で、「地質学者と協力し、商業的に採算が合うかどうかを評価している」と、調査に着手したことを明かした。
〔写真説明〕中国・江西省にあるレアアース(希土類)鉱山(資料写真、EPA時事)
2025年10月21日 18時06分