不動産経済研究所が21日発表した統計によると、2025年度上半期(4~9月)に東京23区で発売された新築マンションの1戸当たり平均価格は、前年同期比20.4%上昇の1億3309万円だった。土地代や建築費、人件費の高騰に歯止めがかかっておらず、3年連続で過去最高を更新した。
首都圏(東京都と神奈川、埼玉、千葉各県)も19.3%上昇の9489万円で過去最高となり、1億円の大台に迫った。東京23区の上昇が首都圏全体にも波及した形だ。大型物件がけん引し、販売戸数は11.1%増の9150戸と4年ぶりに増加に転じた。
〔写真説明〕東京都中央区の勝ちどき地区(右)や江東区の豊洲地区(左奥)に建つ高層ビルやタワーマンション群=8月20日、東京都港区から撮影
2025年10月21日 18時06分