ニデック、永守氏が代表取締役辞任=不適切会計の疑いを謝罪



ニデックは19日、創業者の永守重信・代表取締役グローバルグループ代表が同日付で辞任し、代表権のない非常勤の名誉会長に就いたと発表した。同社は海外子会社で不適切な会計処理の疑いが発覚し、第三者委員会が調査を進めている。東証は10月、同社を内部管理体制の改善を求める「特別注意銘柄」に指定した。

同社は、辞任の理由について「本人の意向」だと説明している。永守氏が務めていた取締役会議長の職務は岸田光哉社長が引き継ぐ。

永守氏は同日公表した談話で、「不正経理の疑義について、企業風土に問題があると言われることでご心配をお掛けし、申し訳なく思っている」と謝罪。「ニデックの再生が最重要課題の今、経営から身を引くことにした。岸田社長に全て委ねる」と説明した。

〔写真説明〕ニデックの代表取締役グローバルグループ代表を辞任した永守重信氏

2025年12月19日 20時19分


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