
25日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比1262円03銭高の5万8583円12銭と、史上最高値を更新した。同日提示された日銀の審議委員人事案を受け、早期利上げ観測が後退し、株価の追い風になった。上げ幅は一時1500円を超える場面もあった。
政府は25日正午ごろ、日銀の次の審議委員に佐藤綾野・青山学院大教授と浅田統一郎・中央大名誉教授を充てる人事案を国会に提示。市場では「両氏ともに緩和的な金融政策と積極的な財政出動を志向する『リフレ派』とみなされ、株式先物を中心に買いが強まった」(大手証券)との指摘が出ていた。
24日の米国の主要株価指数がそろって上昇したことも好感された。ハイテク株が値上がりした流れを引き継ぎ、東京市場でも人工知能(AI)・半導体関連株の上昇が目立った。前日の株式取引時間中と比べて為替が円安となったことも投資家の買い安心感につながった。
東京外国為替市場の円相場は、1ドル=155円台後半に上昇した。前日の円安進行を受け、利益確定などの円買い・ドル売りが先行。日銀の審議委員人事案が提示されると、利上げ観測が後退し、円は156円台前半まで売られる場面もあった。午後5時現在は155円91~92銭と前日比18銭の円高・ドル安。
〔写真説明〕史上最高値を更新した日経平均株価の終値を示すモニター=25日午後、東京都中央区
2026年02月26日 07時57分