
【ニューヨーク時事】米国のハンバーガーチェーン大手幹部の間で、自社のバーガーをいかにおいしそうに食べられるかを巡る戦いが勃発した。マクドナルドの最高経営責任者(CEO)が試食の様子をSNSに投稿したところ、「食べるのが嫌みたいだ」と話題になったことがきっかけ。競合社の幹部が次々に豪快な食べっぷりを披露し、対決姿勢を鮮明にしている。
マクドナルドのケンプチンスキーCEOは2月初め、新たに米国で発売されるバーガーを動画で紹介した。ただ、なかなか食べ始めず、「残りは昼食にする」と弁明しながら小さく一口かじったのみ。バーガーを「商品」と呼んだのも米消費者には堅苦しく映り、同月末以降にSNSでやゆする投稿が拡散した。
この機会を逃さなかったのがバーガーキングだ。同社が今月SNSに公開した動画で、米国事業のトップがバーガーにがぶりと食らいついた。口の周りにソースを付けて「足りないのはナプキンだけだ」と味に太鼓判を押すと、「こっちの商品の方が好きだ」といった好意的なコメントが寄せられた。
さらに、ウェンディーズの米国事業トップも参戦。勢いよくバーガーを半分ほど平らげる動画を作製し、「これは(商品ではなく)バーガーだ」と、マクドナルドのCEOもからかってみせた。
マクドナルドとしては、ネガティブな形だが、今回の「炎上」で注目度が上昇したもよう。広報担当者は米メディアに対し、新たなバーガーの販売は「期待を上回っている」と述べた。
〔写真説明〕ハンバーガーを試食する米マクドナルドのケンプチンスキー最高経営責任者(CEO)(本人のSNSより・時事)
〔写真説明〕ハンバーガーを食べる米バーガーキングの米国事業トップ(同社のSNSより・時事)
2026年03月09日 14時29分