財務省が22日発表した3月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6670億円の黒字だった。黒字は2カ月連続。輸出額が前年同月比11.7%増の11兆33億円と過去最大を記録し、黒字幅は25.9%増えた。輸入額は10.9%増の10兆3363億円で、中東情勢の緊迫化による原油などへの影響は限定的だった。
原油は輸入額が7.3%減ったが、数量は2.4%増えた。ホルムズ海峡が事実上封鎖される前の出荷分が反映されたとみられる。財務省は今後の原油輸入量について、紅海など代替ルートを通じた調達の動向も注視する姿勢を示した。
輸出全体では、アジア向けの半導体等電子部品や精製銅が大きく伸びた。このうち、中国向けは17.7%増の1兆9583億円と過去最大。米国向けは3.4%増と4カ月ぶりに増加した。中東向けは自動車が4割近く減るなど、45.9%減少した。一方、輸入はスマートフォンなどの通信機器やプラチナが全体の増加に寄与した。
2026年04月22日 16時13分
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