3月消費者物価、1.8%上昇=原油高で5カ月ぶり拡大―25年度は2.7%上昇



総務省が24日発表した3月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が112.1と、前年同月比1.8%上昇した。プラスは55カ月連続。中東情勢の悪化に伴う原油価格高騰でガソリンや灯油が値上がりしたことを主因に、上昇率は2月(1.6%)を上回り、5カ月ぶりに拡大した。

ガソリンは暫定税率廃止による価格押し下げ効果が大きく剥落し、前年同月からの下落幅が5.4%(2月は14.9%)に縮小した。灯油は6.3%の上昇と、2月の3.5%下落からプラスに転換した。政府補助による下押し効果で電気代は8.0%、都市ガス代は8.3%、それぞれ下落。エネルギー全体の下落幅は5.7%(同9.1%)に縮小した。

調査時期は3月中旬で、中東情勢を受けて導入されたガソリン補助金は反映されていない。総務省は、他の品目への原油高騰の影響は「今のところ把握できていない」(統計局)としている。

生鮮食品を除く食料は5.2%上昇。コメなどの上昇一服で伸び率は8カ月連続で縮小した。

生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は1.5%、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は2.4%、それぞれ上がった。

同時発表した25年度平均の全国消費者物価指数は、前年度比2.7%上昇した。プラスは5年連続で、上昇率は前年から横ばい。コメ類が48.9%上昇と過去最高の上昇率を記録するなど、食料品の価格高騰が引き続き物価全体を押し上げた。

〔写真説明〕レギュラーの価格が200円を超えるガソリンスタンドの価格表示=3月13日、長野市

2026年04月24日 14時16分


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