
きらぼし銀行を傘下に持つ東京きらぼしフィナンシャルグループ(FG)は8日、東京都が出資した公的資金400億円を前倒しで全額返済すると発表した。これまでは2028年度までの完済を目標としていたが、足元の業績が堅調に推移していることから前倒しを決定。前身の一つで、東京都が設立した旧新銀行東京が抱えた「負の遺産」の処理にめどを付ける。
都が保有する優先株400億円について、きらぼしFGが5月中に一括で買い戻し、消却する。同日、記者会見した渡辺寿信社長は優先株の処理について「最大の悲願」と述べ、「経営の自由度を考えると(返済を)前倒しするメリットが多い」と説明した。
〔写真説明〕記者会見する東京きらぼしフィナンシャルグループの渡辺寿信社長=8日午後、東京都港区
2026年05月08日 19時18分