
東京電力ホールディングス(HD)は21日、同社が関係する一部の民事訴訟で、社員が法廷内でのやりとりを無断で録音していたと発表した。正確なやりとりの記録が目的で、確認できる範囲で2015年ごろから行われていたという。
東電のほか、四国電力や中国電力でも同様の問題が発覚し、不祥事は大手10電力のうち7電力に広がった。
東電は、具体的な訴訟や件数は非公表とした。録音した社員は数人で、一部は問題のある行為と認識していた。社内向けの報告書を作成するために行い、作成後に録音データは削除していた。組織的な指示は確認されていないという。
同社は「今後、再発防止を徹底していく」とのコメントを出し、社内への注意喚起も実施した。関与した社員の処分は社内規定に基づいて行うとしている。
また、四国電も21日、約10年前から法廷内で無断録音をしていたことを明らかにした。直近1年程度は担当者の判断で録音をやめていたという。中国電も08年以降に1人が1回録音していたと発表した。
〔写真説明〕東京電力ホールディングス本社=東京都千代田区
2026年05月21日 18時25分