サイバー攻撃、AIで高速化=日本企業「狙われ続ける」―S&J社長



ニチレイやアスクル、アサヒグループホールディングスなど、サイバー攻撃によるシステム障害で企業活動が深刻な被害を受けるケースが相次いでいる。情報セキュリティー会社S&Jの三輪信雄社長は23日までにインタビューに応じ、「人工知能(AI)で攻撃のスピード、精度が上がっている」と警告した。主なやりとりは以下の通り。

―頻発するサイバー攻撃の傾向は。

ここ数カ月、AIを活用した攻撃が活発化している。脆弱(ぜいじゃく)性が発見されてから(犯人が)攻撃するまでの期間が短い。AIで攻撃プログラムがあっという間に作れてしまう。

―企業の対応は十分か。

日本企業はこれまでそれほど攻撃されてこなかったこともあり、対策が本気ではない。これから狙われ続けると思う。

―必要な対策は。

侵入経路となる「穴」を完全にふさぐのは無理だ。対応策は企業規模やシステム構成によって千差万別となる。どこから侵入されるかシナリオを想定し、リスクをつぶしておくことが重要だ。

―注意すべきタイミングは。

身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」では日曜深夜や月曜未明に攻撃を仕掛け、月曜早朝に暗号化が終わっていることが多い。大きな障害が発生しそうな場合は、受発注システムの切り離しも重要だ。外部のセキュリティー会社との連携も必要だが、費用や責任の所在などの課題がある。

〔写真説明〕三輪信雄

S&J社長(同社提供)

2026年07月24日 07時07分


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