NY円、一時164円寸前=中東緊迫で39年半ぶり安値



【ニューヨーク時事】23日のニューヨーク外国為替市場では、中東情勢緊迫化への警戒感が高まる中、円売り・ドル買いが一段と加速し、円相場は1ドル=163円台後半に下落した。午後5時現在は163円80~90銭と、前日同時刻比71銭の円安・ドル高。一時は163円99銭と、164円寸前まで下げた。およそ39年半ぶりの円安水準となる。

この日は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海でサウジアラビアのタンカー2隻をミサイル攻撃したと発表したことなどを受け、原油先物相場が急伸。ホルムズ海峡だけでなく紅海経由のエネルギー供給も混乱する懸念が高まった。

こうした中、円相場は急激に下落。中東情勢がさらに混迷することへの警戒から「有事のドル買い」が進んだ。原油高騰によるインフレ懸念も再燃し、米長期金利は一時4.71%と約1年半ぶりの高水準に上昇。日米の金利差を意識した円売りも勢いづいた。

片山さつき財務相は「必要があれば果断に行動する」などと円安をけん制している。ただ、「円に限らず実需のドル買いが強い中、『口先介入』の効果は限定的」(日系証券筋)な状況だ。

2026年07月24日 07時44分

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