明治安田生命、保険代理店の営業支援強化=出向廃止後も販売力維持



明治安田生命保険が、銀行などの保険代理店に対する販売支援体制を強化している。同社は出向社員による代理店からの情報持ち出しが複数発覚したことを受け、3月末で代理店の生命保険営業に関わる部署への出向を廃止する一方、代理店の支援要員を倍増させるなど支援体制を強化。出向廃止後も代理店での販売力を維持したい考えだ。

国内保険事業トップの中村篤志副社長がインタビューに応じ、4月に代理店の営業促進などのため代理店営業推進部門を新設したほか、代理店への商品説明などを行う「ホールセラー」を、約50人から100人に増やしたと明かした。体制強化で「より多くの金融機関に足を運べるようになった」ことで、メガバンクや地方銀行だけでなく、信用金庫にも販路が広がりつつあるという。

生命保険各社では出向社員による情報持ち出しのほか、代理店への過度な便宜供与も問題となった。これを受け、銀行窓口での販売では特定の保険会社に偏らず、複数の保険商品を比較して顧客に合う商品を勧める「比較推奨販売」が徹底された。中村氏は、新たな支援体制の下で「窓販でも一定のシェアを取れるようにしたい」と語った。

このほか、人員などの経営資源を重点配分する「戦略特区」に、宮城県や神奈川県、大阪府など全国100以上の拠点を指定。中村氏は「地域戦略に重きを置き、全国で一律のサービスを提供していきたい」と述べた。

〔写真説明〕インタビューに答える明治安田生命保険の中村篤志副社長=7月30日、東京都千代田区

2026年08月22日 07時06分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース