
中部電力は29日、2027年3月期連結決算で浜岡原発(静岡県御前崎市)に関する特別損失として3800億円程度を計上すると発表した。これにより純損益は2150億円の赤字(従来予想は1600億円の黒字)に転落し、過去最大の赤字となる見込み。
同社は9月、浜岡原発のデータ不正問題を受け、再稼働に向けた審査の申請を取り下げた。その結果、将来の事業の見通しが不透明になったことから関連資産の減損損失を計上した。安全対策工事の費用増加も想定されるという。ただ、安井稔社長は記者会見で「今回の減損損失は浜岡原発の廃止を意味するものではない」と強調した。
同時発表した26年9月中間連結決算でも浜岡関連の特損を計上し、純損益は2804億円の赤字(前年同期は1663億円の黒字)となった。
〔写真説明〕中部電力本店=名古屋市東区
2026年10月29日 20時23分