バス事故で76人死亡=イランからの帰還者ら―アフガン



【ニューデリー時事】アフガニスタン西部ヘラート近郊で19日、バスが燃料を積んだトラックやオートバイに衝突後炎上し、乗客ら少なくとも76人が死亡した。AFP通信は「バスの速度超過と不注意」が原因との地元警察の話を伝えた。

バスは隣国イランからの帰還者を乗せ、首都カブールに向かっていた。犠牲者には10人以上の子どもが含まれている。ヘラート周辺で近年起きた交通事故として最悪の被害という。

アフガンでは2021年のイスラム主義組織タリバンの政権掌握に前後し、人道状況悪化を懸念した大勢の市民がイランに逃れた。イランでは今年6月のイスラエルとの軍事衝突後、アフガン難民が「スパイ」の疑いをかけられるなどして帰国への圧力が強まっていた。

国連によれば、今年に入ってから少なくとも150万人が避難先のイランとパキスタンから帰国している。

〔写真説明〕20日、アフガニスタン西部ヘラート州で、衝突事故を起こした後炎上したバスの残骸(EPA時事)

2025年08月20日 18時32分


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