沖縄は「世界共通の問題」=国連欧州本部で講演―玉城知事



【ジュネーブ時事】沖縄県の玉城デニー知事は19日、訪問先のスイス・ジュネーブにある国連欧州本部で在日米軍基地問題をテーマに講演した。普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設などに触れ、「沖縄で起きているのは人権や民主主義、環境など、世界共通の問題だ。共に考えてほしい」と訴えた。

知事は20分余りのスピーチで、県民が望んでいるのは普天間飛行場の県外・国外移設だが、日米両政府が出した答えは「美しい海を埋め立て、新たな基地を建設するというものだった」と指摘。その上で、日本政府が日米安全保障体制を優先し、「沖縄に基地を集中させ続けている。地域の自主性と自立性を脅かしかねない」と強調した。

〔写真説明〕19日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で講演する玉城デニー沖縄県知事

2023年09月19日 21時09分


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