坂口さん「楽しみたい」=ノーベル授賞式に向け出発



ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった大阪大の坂口志文特任教授(74)は4日午後、授賞式のため大阪・伊丹空港からスウェーデンの首都ストックホルムに向けて出発した。出発前、取材に応じた坂口さんは「盛りだくさんの行事をできるだけ楽しみたい」と笑顔を見せた。

現地で予定されている記念講演では「今までの研究の流れと将来に向けて、人の病気を治すのにいかに制御性T細胞が使えるか、そういう展望を話したい」と坂口さん。ストックホルム市内にあるノーベル博物館への寄贈品について問われると、人間の細胞をキャラクターに擬人化した漫画「はたらく細胞」に言及。「(漫画では)『制御性T細胞』のことを描いていただいた。(漫画は)日本の文化でもあるので寄贈したい」と明かした。

〔写真説明〕ノーベル賞の授賞式が行われるスウェーデンへの出発前に、記者団の取材に応じる大阪大の坂口志文特任教授=4日午後、伊丹空港

2025年12月05日 12時40分


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