東京でも不正登記関与か=逮捕の司法書士、無断で手続き―地面師事件・大阪府警



大阪市北区にある不動産の登記を所有者に無断で変更し、売買を持ち掛けて代金をだまし取ろうとしたとして逮捕された司法書士の松本稜平容疑者(34)が、東京都新宿区内の土地の登記手続きにも関与したとみられることが5日、関係者への取材で分かった。

松本容疑者が関わったとされる登記変更は、これまでに大阪市内で4カ所で確認されているが、市外の不動産で判明したのは初めて。大阪府警は同容疑者による不正登記の実態解明を進めている。

新宿区内の土地は約150平方メートルで、JR新宿駅の東約1キロのビルが立ち並ぶ地域にある。裁判資料などによると、2024年12月に静岡県藤枝市内の有限会社に売却したとする所有権移転登記が所有者に無断で行われた。

松本容疑者が、所有者から委任を受けたとして手続きを申請。法務局には、所有者に本人確認を行ったとする虚偽の書類や偽造の印鑑登録証明書などが提出されたという。

不正登記に気付いた所有者が昨年1月、登記抹消を求めて東京地裁に提訴。同3月の判決で訴えが認められ、元の名義に戻った。

松本容疑者は不正登記で所有者を変更した大阪市北区中津の土地、建物を4億円余りで不動産業者に売ろうとしたとして、詐欺未遂容疑で4日に再逮捕された。府警は「地面師」グループが関与したとみて調べている。

〔写真説明〕不正登記された土地の上に立つ建物=1月23日、東京都新宿区

2026年02月05日 14時34分


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