
警視庁の警察犬第2訓練所(東京都東大和市)で20日、引退する警察犬「ブラックシャドー号」の功績をたたえ、「退官式」が開かれた。式典としての開催は昨年12月に続き2回目で、公開は初めて。
ブラックシャドー号は来月12歳になるラブラドールレトリバーの雄。生後9カ月で「入庁」して以来、約11年にわたり、銃器や薬物の捜索犬として活躍した。人間に換算すると約76歳で、加齢により体力や聴力が衰え、昨年2月を最後に現場から遠ざかっていた。今後は里親の元で余生を過ごすという。
約5年間ペアを組んだ同庁鑑識課の小山貴義巡査部長は式典で「頼れる最高の相棒」とたたえ、「これからは大好きなボール遊びをしながら、おいしいものをたくさん食べて、ゆっくり過ごしてください」と声を掛けた。
同課の畑孝博課長は「11年にわたり、数々の現場に出動してもらった。里親の元でのんびりとした生活を送ってください」とねぎらった。
同課では引退した警察犬を里親の元に送り出す取り組みを2020年から実施しており、これまでに15頭が引き取られたという。
〔写真説明〕退官式で記念撮影する警視庁の警察犬「ブラックシャドー号」と小山貴義巡査部長(中央)=20日午前、東京都東大和市
2026年02月20日 18時26分