埼玉栄高のサッカー部監督ら書類送検=校庭で車横転、業過失致死傷容疑―県警



私立埼玉栄高(さいたま市)で2024年11月、寮を抜け出した男子生徒4人が校庭でグラウンド整備用の軽乗用車を走らせて横転し、2人が死傷した事故で、埼玉県警は6日、鍵を車内で保管するなど管理を怠ったとして、業務上過失致死傷容疑で、いずれも同校サッカー部の男性監督(43)と男性コーチ(38)を書類送検した。

いずれも容疑を認め、監督は「すぐにグラウンド整備ができて便利だと思った」、コーチも「監督の指示で車内に鍵を入れ、外部コーチに教えた」などと話しているという。

送検容疑は、生徒らが車を乗り回すと予見できたのに鍵の管理を怠り、24年11月16日夜、同校グラウンドで横転事故を発生させ、助手席の男子生徒=当時(17)=を死亡させるなどした疑い。

県警によると、23年8月ごろからミラーの脱落などの車の破損が複数回あり、2人も認識していた。ただ、「誰かが侵入して(車に)いたずらしたと思った」と話しているという。

県警は昨年11月、事故当時、車を運転していた元生徒を自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で書類送検した。

亡くなった生徒の遺族は代理人弁護士を通じ、「現場の先生だけを罰するのは『トカゲのしっぽ切り』でしかない。組織としての責任を問い、本当の意味での再発防止につなげてほしい」とコメント。運営する学校法人「佐藤栄学園」と県に要望書を提出した。

同法人の田中淳子理事長の話

大変重く受け止めている。引き続き検察による全容解明に全面的に協力していく。

〔写真説明〕埼玉県警本部=さいたま市浦和区

2026年03月06日 17時30分


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