
冤罪(えんざい)被害の救済に向けた再審制度改正のための活動資金を集めようと、無罪が確定した被害者や弁護士らが1日、クラウドファンディング(CF)を開始した。各地での街頭活動やシンポジウム開催などに充てる予定で、目標額は500万円。期間は5月30日まで。
呼び掛けているのは、静岡一家4人殺害事件で死刑確定後に再審無罪が確定した袴田巌さん(90)の姉ひで子さん(93)や、機械メーカー「大川原化工機」の冤罪事件で長期勾留された大川原正明社長(76)ら。18日にはJR渋谷駅前で制度改正を訴えるイベントも開く。
再審制度の見直しを巡っては、捜査機関が保有する証拠の開示を限定し、検察官の不服申し立てを容認した改正法案を政府が今国会に提出する方針。被害者の救済につながらないとして自民党内でも反対意見が上がっており、議論が続いている。
CFサイトのURLはhttps://readyfor.jp/projects/55saisin。
〔写真説明〕オンライン記者会見で再審制度改正に向けたクラウドファンディングを呼び掛ける袴田ひで子さん(右)=3月31日午後、東京都千代田区
2026年04月01日 14時21分