医療用資材確保「確固たる仕組みを」=中東情勢受け、患者団体など



中東情勢の悪化で石油製品の供給不安が高まっていることを受け、がん患者の団体などが1日、厚生労働省に医療用資材の安定供給などを求める要望書を提出した。同日、同省で記者会見し、「政府には命を最優先する確固たる仕組みを示してほしい」と訴えた。

医療分野では、石油製品「ナフサ」を原料とするプラスチックが幅広く使用されている。イランが原油輸送の要衝ホルムズ海峡を事実上封鎖したことで安定供給への懸念が広がり、厚労省と経済産業省は先月、医療関連製品確保のための対策本部を設置した。

患者団体は、医療用資材などの確保に向けた枠組みを構築することや、不足する可能性が生じた場合に供給の見込みを公開することなどを求めた。

要望書を提出した全国がん患者団体連合会の天野慎介理事長は「供給が途絶えれば失われる命がある。供給の見込みが判明したら、十分な情報提供をしてほしい」と話した。

〔写真説明〕中東情勢の悪化を受け、医療用資材確保の要望書を仁木博文厚生労働副大臣(中央左)に提出するがん患者団体の幹部ら=1日午後、東京都千代田区

2026年04月01日 20時01分


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