道路陥没、遺族が県提訴=損害賠償1.2億円求め―さいたま地裁



埼玉県八潮市で昨年1月、県道が陥没しトラックが転落した事故を巡り、死亡した男性運転手=当時(74)=の遺族が県に計約1億2500万円の損害賠償を求めてさいたま地裁に提訴したことが21日、分かった。提訴は7月28日付。

訴状によると、原告は男性の子ども3人。県道の陥没は、県が管理する地下の下水道管が硫化水素により腐食していたことに起因するとし、「通常有すべき安全性を欠いていた」と指摘。男性の救出について見通しが立たない状態が続き、長期にわたり極度の心理的苦痛を受けたとした。

遺族側は、男性が細心の注意を払って日々業務に従事していたとも主張。事故について「歴史的に見ても例を見ない悲惨なもの」と訴えた。

大野元裕知事は「現在、訴状の内容を精査している。適切に対応する」とのコメントを出した。

〔写真説明〕埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没した事故で、下水道管内から引き上げられブルーシートで覆われたトラックの運転席部分=2025年5月16日

2026年10月21日 16時52分


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