時間かけ、創作に向き合う=紫綬褒章の奈良美智さん



日本を代表する現代美術家の奈良美智さん(66)は紫綬褒章の知らせに「世の中の価値観とは少し距離を置いてやってきたつもり。人生ってわからない」と驚きつつ、「ありがたく思っています。自分の絵を見てくれた人たちにも感謝しています」と書面で喜びをつづった。

青森県生まれ。ドイツで研さんを積み、絵画を中心に多彩な作品を発表。特に子どもをモチーフにした作品群は広く知られ、1990年代以降、国際的な活躍が続いている。「気がついたら絵の方が勝手に旅をしていた。自分より絵の方が、ずっと社交的なのかも」とユーモアを交え活動を振り返る。

人工知能(AI)が存在感を増し、速さや便利さを求められる時代だが、その流れにはくみしない。「絵くらいは、時間がかかっても、答えが出なくてもいいんじゃないかな」。誠実なまなざしで、創作に向き合い続ける。

〔写真説明〕奈良美智さん(現代美術家)(AFP時事)

2026年11月02日 05時35分


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